そもそも脂肪って何の為にあるの?

何かと敵視されがちな脂肪ですが、
生物が生きていく上で必要な役割を持っています。

 


食料危機に備える

これが脂肪の存在している一番の理由とも言われています。
摂取するカロリーが極端に減ると、脂肪を消費して生命を維持します。
脂肪が無い場合、タンパク質を消費せざるを得ないのですが、そうなると大変です。
筋肉はやせ細り、骨は弱り、内臓までもが機能を衰退してしまうのです。
そうならないためにも、脂肪は存在しています。

体温の維持

外気は様々に変化します。
それに対応できる存在として熱伝導率の低い脂肪があります。
脂肪が無ければ我々の体温は急激に変化を重ね、やがて参ってしまう事でしょう。

クッションの役割

身体に外部からの衝撃が与えられた時、内臓などを守るためにクッションの役割を果たします。
日常生活や運動などを送る上で、小さな接触は避けられない物です。
そうしたときに脂肪は身体を守ってくれているのです。

女性ホルモンの調整

脂肪は女性ホルモンの分泌を促します。
そのため、思春期になり、ある程度の体脂肪率になると(一説によると17%を越えた場合)生理が始まると言われています。
逆に、無理なダイエットで生理不順になるのは体脂肪が少なくなり過ぎているからです。